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働きながら転職活動はできる?メリット・デメリットや進め方を解説 

2026.09.30

「今の仕事だけで精いっぱいなのに、転職活動までできる気がしない」
「平日に面接が入ったら、仕事をどうやって休めばいいんだろう」 

そんなことを考えているうちに、求人を見るだけで終わったり、応募をためらったりすることもあるのではないでしょうか。

働きながらの転職活動は、使える時間や気力に限りがあるからこそ、すべてを詰め込まず、何に時間を使うかを決めることがポイントです。

この記事では、働きながら転職活動をするメリット・デメリットや進め方、仕事と両立するためのコツを紹介します。

目次

働きながら転職活動はできる?

仕事を続けながら転職活動をすることはできます。実際に、転職先が決まるまで今の仕事を続けている人も少なくありません。

dodaが2024年8月に転職成功者8,955人を対象に行った調査では、「分からない」と回答した人を除くと、55%が「働きながら転職活動」、45%が「辞めてから転職活動」と回答しています。

出典:転職サービスdoda「転職活動は働きながら?辞めてから?」 
※「分からない」と回答した12.1%を除いて集計

働きながら進める理由には、離職期間が長引く不安や、転職先が見つからなくても今の職場に残れる安心感などがあります。

一方、仕事が忙しく時間を取りにくい場合は、辞めてから活動する人もいます。

どちらが合うかは、今の仕事や生活の状況によって異なります。

次に、働きながら転職活動をするメリット・デメリットを見ていきましょう。

働きながら転職活動をするメリット

働きながらの転職活動には、今の生活を大きく変えずに次の仕事を探せる良さがあります。 

収入を維持しながら転職先を探せる

働きながら転職活動をする大きなメリットは、毎月の収入を得ながら次の仕事を探せることです。

退職してから探す場合は、転職活動が長引くほど生活費への不安が大きくなることもあります。

収入がある状態なら、転職活動にかかる期間を気にしすぎず、求人を探しやすくなります。

焦って転職先を決めにくい

今の仕事を続けながら探せるため、「早く次を決めなければ」という焦りが出にくいのもメリットです。

給与や休日だけでなく、仕事内容や働き方まで確認しながら、希望に合う求人を探す時間を取りやすくなります。

今の職場に残る選択肢も持てる

転職活動を始めたからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。

求人を見たり、今の職場への不満を整理したりするうちに、「今の会社にも良いところがある」と気づくこともあります。

転職するか、今の職場に残るかを比べてから決められるのも、働きながら進める良さです。 

働きながら転職活動をするデメリット

働きながらの転職活動は、今の仕事と並行して進めるぶん、時間や予定の面で負担を感じることもあります。

求人探しや応募に使える時間が少ない

働きながら転職活動をすると、求人探しや応募に使える時間はどうしても限られます。

仕事がある日は、求人を見るだけで終わったり、履歴書や職務経歴書の準備が後回しになったりすることもあるでしょう。

転職活動を生活にそのまま足すだけでは、時間に余裕がなくなりやすくなります。

平日の面接日を調整しにくい

在職中は、平日の面接日を調整しにくいことがあります。

「面接のたびに有給を取ることになるのでは?」と考えると、応募する前から気が重くなる人もいるでしょう。

複数社の選考が重なれば、そのぶん日程調整も増えます。

仕事と転職活動の両立で負担が増えやすい

仕事と転職活動を両立すると、普段より考えることや予定が増えます。

仕事を終えたあとや休日にも求人を見たり、応募書類を作ったりしていると、休む時間まで減ってしまうことがあります。

働きながら転職活動を進める流れ

働きながら転職活動を進めるなら、最初に流れを知っておくと動きやすくなります。

ここでは、今の職場の不満を整理するところから、求人探し・面接・入社日の調整まで順番に紹介します。 

1.今の職場で感じている不満を整理する

最初に、今の職場で「合わない」「モヤモヤする」と感じていることを書き出してみます。

例えば、「残業が多い」という不満があるなら、何がつらいのかまで考えてみます。

「帰宅が遅くなって自分の時間が取れない」
「疲れて休日まで何もできない」

など、理由まで整理すると、自分が本当に変えたいことが見えやすくなります。

このように不満を一段掘り下げておくと、次の職場に求める条件も考えやすくなります。

2.希望条件に優先順位をつける

不満を整理したら、次の仕事に求める条件を考えます。

給与や休日、勤務時間、勤務地などをすべて満たす求人を探すのではなく、「譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」に分けてみましょう。

例えば、「残業が多くて自分の時間が取れない」ことを変えたいなら、給与よりも残業時間や勤務時間を優先する、といった考え方ができます。

3.求人を探して応募する

希望する条件が見えてきたら、どこで求人を探すかも考えてみましょう。

正社員、派遣社員、パート、業務委託など、希望する働き方によって求人の探し方は変わります。

「転職するなら転職サイトやエージェント」と決めつけず、自分が希望する働き方に合ったサービスを選ぶことがポイントです。

4.面接の日程を調整する

選考が進んだら、今の仕事の予定と照らし合わせながら面接日を調整します。

応募する前から「面接のたびに仕事を休まなければ」と心配しすぎず、面接へ進んだ段階で、そのときの予定に合わせて調整するとよいでしょう。

5.内定後に退職日と入社日を調整する

内定が出たら、現在の職場をいつ退職するか、転職先へいつ入社するかを調整します。

今の会社で必要な退職手続きや引き継ぎの期間を確認し、そのうえで転職先と入社日を相談します。

内定後に慌てないためにも、応募する段階で「内定したらいつ頃から働けそうか」を大まかに考えておくと進めやすくなります。

働きながら転職活動を無理なく進めるコツ

働きながら転職活動を続けるには、今の生活に転職活動をそのまま足すのではなく、時間や体力の使い方を工夫することがポイントです。 

1.転職活動のために「やらないこと」を決める

転職活動の時間をつくるために、一時的に「やらないこと」を決めるのも一つの方法です。

仕事や家事に転職活動まで加えると、休む時間が削られやすくなります。

例えば、なんとなく見ているSNSを減らす、休日の予定を詰めすぎないなど、今使っている時間を少し空けてみましょう。

2.隙間時間と休日でやることを分ける

転職活動は、短い時間でできることと、じっくり考えたいことを分けると進めやすくなります。

・通勤時間や休憩時間には、求人を見たり、気になる仕事を保存したりする
・休日などまとまった時間には、希望条件を整理したり、応募書類や面接の準備をしたりする

といった分け方です。

特に「どんな働き方をしたいか」のように、すぐに答えが出ないことは、落ち着いて考えられる時間を取った方が整理しやすくなります。

3.面接日時は無理のない範囲で相談する

面接日時を提示されたときは、仕事を無理に休んで合わせるのではなく、対応できる時間帯を企業へ相談してみる方法があります。

企業によっては、オンライン面接や夕方以降の面接に対応している場合があります。

また、現在の会社で半休や有給休暇、フレックスタイムなどを使える場合もあります。

利用できる制度がないか確認しておくと、面接の日程を調整しやすくなります。

4.複数社の選考時期をできるだけそろえる

複数の企業を受ける場合は、応募する時期をある程度そろえると比較しやすくなります。

応募時期が大きくずれると、「A社は内定の回答待ちなのに、B社はまだ一次面接」という状況になることがあります。

気になる企業が複数ある場合は、近い時期に応募しておくと、選考結果を見ながら考えやすくなります。

働きながらと辞めてからの転職活動はどちらがいい?

働きながらと辞めてからの転職活動は、どちらか一方が正解というわけではありません。

時間や収入、気持ちの余裕などを比べながら、自分に合う進め方を考えることがポイントです。 

比較項目働きながら辞めてから
収入収入を得ながら進められる 収入が途切れる場合がある 
転職活動に使える時間仕事以外の時間で進める まとまった時間を取りやすい 
予定の調整仕事との調整が必要 予定を組みやすい
転職への焦り収入面の焦りが出にくい 収入面から焦ることがある 

働きながらの場合は、収入を保てる一方で、転職活動に使える時間が限られます。

辞めてからの場合は、時間を取りやすい一方で、収入が途切れる不安があります。

どちらがいいか迷ったときは、「時間の制約」と「収入が途切れる不安」のどちらなら対応しやすいかを考えてみてください。

働きながらの転職活動に関するよくある質問

ここでは、在職中の転職活動でよくある疑問をまとめました。 

働きながら転職活動をするのは違法ですか?

働きながら転職活動をすること自体は違法ではありません。
ハローワークでも、在職中に仕事を探すか、退職してから探すかは本人の自由
としています。 

転職活動をする際は、勤務時間中や会社の端末の使用は避け、自分の端末で行うようにしましょう。 

参考: ハローワークインターネットサービス「よくあるご質問」

働きながらの転職活動はどのくらいかかりますか?

転職活動にかかる期間は人によって異なりますが、2〜3ヶ月程度が一つの目安です。

働きながらの場合は面接の日程調整などもあるため、余裕を持って進めると安心です。

平日に面接へ行けない場合はどうすればいいですか?

平日の面接が難しい場合は、対応できる時間帯を企業へ相談してみましょう。

企業によっては、オンライン面接や業務時間外の面接に対応している場合があります。

半休や有給休暇、フレックスタイムなど、自社で使える制度を確認しておくのも一つの方法です。 

内定後、入社日はどのくらい待ってもらえますか?

入社日は企業によって異なりますが、在職中の場合は内定から1〜3カ月程度が一つの目安です。

退職手続きや引き継ぎに必要な期間を確認し、内定後は早めに入社日を相談しましょう。 

働きながらの転職活動は無理のないペースで進めよう

働きながらの転職活動は、収入を保ちながら進められる一方で、使える時間が限られます。

だからこそ、限られた時間にすべてを詰め込まず、自分のペースで無理なく進めることがポイントです。

今回紹介した内容を振り返ると、次のような進め方があります。

POINT

・今の仕事で変えたいことを整理する
・次の仕事に求める条件に優先順位をつける
・転職活動のために「やらないこと」を決める
・隙間時間と休日でやることを分ける
・面接や選考は、仕事に無理が出ない範囲で調整する

転職活動では、早く次の仕事を決めることだけを優先せず、自分が転職で何を変えたいのかを整理しながら進めることが大切です。 

いきなり応募まで進めなくても、求人を見る、気になる仕事を保存するところから始められます。

転職先を探すときは、これまでと同じ職種や働き方だけに絞らず、選択肢を広げてみるのもよいでしょう。 

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小島のり子

小島のり子 こじまのりこ

ものっぷナビ編集部

製造業を中心とした求人原稿や記事制作に携わり、工場・派遣での働き方や福利厚生に関する情報を発信しています。

工場見学や現場ヒアリングをもとに執筆しており、自身も住み込み派遣で働いた経験があります。3級ファイナンシャル・プランニング技能士の知識も活かしながら執筆しています。