2020年(令和2年)の新型コロナウイルス感染拡大により、導入企業が増えたWEB面接。(=オンライン面接、リモート面接)
現在はほとんどの企業が取り入れており、面接はもれなくWEBで対応する企業も増えているのではないでしょうか。
この記事では、まだWEB面接が未経験の方に向けて、知っておきたいマナーや注意点などをご紹介していきます。
基本的には対面面接と変わりませんが、WEB面接時に困ることのないように知っておくと安心です。
まずはWEB面接でよくある失敗例をご紹介します。
目次
よくある失敗例
繋がらない。
「接続先URLが送られてきたからクリックするだけだと思ったら、クリックしても繋がらなかった」
「スマホで入室しようとしたら、アプリのダウンロードが必要で開始時間に間に合わなかった」
途中で切れてしまった。
「開始した段階で動きが遅くて怪しかったが、案の定、10分ほどで画面がフリーズして切れてしまった」
「自分の画面が固まってしまい、音声だけのやり取りになってしまった」
音声が聞こえない。
「イヤホンのマイクが壊れていたようで、こちらの音声が届いていなかった」
「パソコンの内蔵スピーカーだけだったからか、面接官の声が聞こえにくかった」
せっかくの面接で、このような事態は避けたいもの。
失敗を防ぐためにもこれからご紹介する事前準備を参考にしてみてくださいね。


1.WEB面接の事前準備
通信環境を整える
WEB面接では通信環境を整えることがとにかく大切です。
通信環境が悪いと、音声が途切れたり映像が固まってしまう可能性があります。
そうすると肝心な部分を聞き逃してしまったり、企業側から画面共有された資料が見られないことがあるかもしれません。
また、そういったトラブルが起こると想定していた所要時間よりも面接時間がかかってしまう場合が多いので注意が必要です。
「時間が足りず、聞こうと思っていたことが聞けなかった」
「焦ってしまって、伝えたいことが伝えられなかった」
こういったことにならないためにも通信環境は予め整えておきましょう。
モバイル通信の場合は通信速度に問題がないか事前に確認しておくことが重要です。
WEB面接は通信容量を多く消費し、契約プランによっては制限を超えてしまう可能性もあるため、こちらも事前に確認しておくとよいでしょう。
使用するアプリによっても通信容量に差があるため、心配な方は面接官に通信容量がどのくらいかかるのか聞いておくと安心です。
Wi-Fiの場合でも注意が必要です。Wi-Fiが安定しているかを確認しましょう。
カフェなどの公衆Wi-Fiは不安定なことが多いのと、周囲に第三者が多い環境は個人情報を話すWEB面接には適さず、避けたほうが安心です。
自宅での接続が難しい場合は、個室ブースのあるインターネットカフェなどが良いでしょう。
接続先の確認
WEB面接といっても使用するアプリは企業により様々です。
送られてきたURLをクリックするだけのものや、アプリ内でお友だち登録が必要なもの、
予め特定のアプリをダウンロードする必要がある場合もあります。
接続先の連絡がきた際に、どのように入れば良いかも確認しておきましょう。
担当者の連絡先を控えておく
WEB面接を開始しても正常に接続されないことや、システムの不具合などにより中断されてしまう可能性があります。
ほとんどの場合は企業側から何かしらの連絡がきますが、万が一に備えて担当者の連絡先を控えておくと良いでしょう。
携帯電話の設定で「電話帳に登録していない番号は着信拒否」にしていると、担当者からの電話に出られない・着信に気付かない可能性もあるので一時的に設定を解除するか、担当者の連絡先を登録しておくと安心です。
映り方や背景の確認
スマートフォンやタブレット等、使用する端末をどこに設置するかを事前に確認しておきましょう。WEB面接の所要時間は30分から1時間程度であることが多く、手で持ったままで対応するのは疲れてしまいます。
ずっと手で持った状態だと無意識のうちに位置がずれてしまい、ほとんど顔が映らなかったり、極端に下や上からの角度で映ってしまいます。そうなると印象も良くありません。
端末は固定できるように、どこかに設置しましょう。
設置後は試しにカメラモードを起動して、自身の顔がちゃんと画面内に収まるように調整しましょう。
背景も注意が必要です。
見せたくないものが、カメラ内に入っていないかも確認しておきましょう。
壁やカーテンを背景にするのがオススメです。
自宅のリビングや周りに人がいる環境では、人の声や雑音などで集中できなくなってしまいます。前もって家族に伝えておいたり、WEB面接時は部屋の窓やドアを閉めておく、テレビやオーディオは消しておき、静かな環境に整えておくことも重要です。
本番にむけて必要なものをリストアップする
WEB面接の直前に「〇〇が足りないことに気付いて慌てて失敗した!」という話もよく聞きます。
事前に必要な物を把握しておくことで、余裕をもってWEB面接に臨むことができます。
必要な物をリスト化して準備しておきましょう。
2.事前に用意するもの
・スマートフォンやタブレット端末、パソコン
・端末についていない場合は外付けのWEBカメラ
・イヤホン
・マイク
・暗い環境の場合は照明
イヤホンやマイクを使わないと音声がちゃんと拾えなかったり、面接官の声が聞こえない場合もあります。
イヤホンやWEBカメラにマイクが付いているタイプもあるので、使用する端末にどのような機能があるかを確認しておきましょう。
久しぶりに使用する場合は故障していないかも確認しておくと安心です。
それと、端末の設置場所の事情でどうしても暗くなってしまう場合は顔がきちんと映らなかったり、表情が分かりにくくなってしまい、印象を悪くしてしまう可能性があります。
そのような場合は照明があると安心でしょう。
顔よりも低い位置から照らしてしまうと映りが悪くなってしまうので、顔と同じ高さに置くと良いでしょう。
照明以外にも白い紙やハンカチなどがあると、光が反射して明るく見えます。
・企業に提出した履歴書などの書類
提出した履歴書や職務経歴書に沿って質問をされることがあります。
自身が提出した書類はコピーや元データを手元に用意し、WEB面接時に自身でも見れる状態にしておくと安心です。
・質問を想定した回答のメモ書き
WEB面接時に、緊張してうまく質問に答えられなかったという話もよく聞きます。
質問を想定して回答をメモしておくことにより、いざその場で頭が真っ白に・・・という心配もありません。
ただ、そのまま読み上げることのないように注意が必要です。
・メモとペン
雇用条件や選考についてなど、WEB面接中に気になったことをすぐにメモできるように用意しておくと良いでしょう。
メモを取っている姿は「ちゃんと話を聞いてくれているんだな」と面接官に対して好印象を与えることもあるようです。
だからといってメモを取ることに集中しすぎて、面接官とのコミュニケーションが取れないようでは問題が生じますので注意が必要です。
3.その他気を付けておきたいこと
服装
WEB面接は面接を受ける企業のオフィスまで移動せずに自宅から対応することができ、対面面接よりも気軽に感じる方もいるようです。
対面面接の時はスーツを用意する方も多いですが、WEB面接になると、服装を気にしない方も少なくはないようです。
カメラ越しでも面接官は服装もチェックしていますので、面接に適した服装で臨みましょう。基本的な考えは対面面接の時と同じなので難しく考える必要はありません。
予め「スーツではなく、私服で大丈夫」と案内されることもあるようですが、それでも清潔感のある服装での参加がオススメです。
ボトムスは映らないのでこだわらなくても問題ないかもしれませんが、ふと物を取りに行ったり、急遽場所の移動が必要になって立ち上がる可能性がゼロではないのなら、ボトムスも気にしておくと安心です。
【オススメの服装】
・白色・薄い水色や黄色などの淡い色の、無地のTシャツやワイシャツ
顔色も明るく見えておすすめです。
最後に・・・
ここまでWEB面接の事前準備についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
事前にしっかり準備しておくことで、リラックスして臨むことができます。
別の記事では本番中の注意点もご紹介していきますので、ぜひこれからも「ものっぷナビ」をチェックしてみてくださいね。
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