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寮費無料の求人は危ない? 家賃0円で住めるワケ

2024.09.30

「寮費無料の求人ってなんで無料にしてくれるんだろう? もしかしたら何か危険なウラがあるのでは……?」と、不思議に思っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、寮費無料の求人だからという理由で「危なそう」と判断するのはもったいない!

この記事では、以下の項目を解説していきます。

・寮費無料で住めるのはどうして?
・無料で住める寮は汚い? 徹底検証
・寮費無料のメリット
・寮費無料のデメリット
・ストレスをためないためのコツ
・良い寮に住むためにはここをチェック!

目次

寮費無料で住めるのはどうして?

企業が従業員のために寮費をわざわざ負担してくれるのはなぜなのでしょうか。寮費無料の求人について、以下の気になる点を一つずつ解説していきます。

・寮費無料の求人は危ない?
・寮費無料の求人はブラック?
・寮費無料は本当なのか
・なぜ無料で住めるのか
・家具は付いているのか
・ライフラインの支払いも無料?
・引っ越し代の支払いは?
・食事や通勤のサポート体制とは

寮費無料の求人は危ない?

基本的には、寮費無料の求人だからとその求人が危ないわけではありません。企業側にもメリットがあるからこそ、あえて寮費を無料にしている場合が多くあります。もし、どうしても寮費無料の求人が危ないのではないかと不安なときは、その求人内容をしっかり見てみましょう。例えば企業情報や仕事内容が十分に記載されていないような場合には、注意が必要かもしれません。

寮費無料の求人はブラック?

掲載されている労働条件が悪い場合や、求人情報自体が違法な場合などはブラック企業である可能性もあります。しかし、基本的に労働基準法に沿った労働条件を提示していれば問題ないといえるでしょう。少なくとも、「寮費が無料だから」という理由で「ブラック企業」に当てはまるわけではありません。もし不安な場合は、掲載されている求人情報や労働条件をしっかり確認するようにしましょう。

寮費無料は本当なのか

「寮費無料と掲載しているけど、本当なの?」と疑ってしまうこともあると思います。後から何かしら理由をつけて結局家賃を支払うことになるのでは意味がありません。実際に「最初の〇カ月間は寮費無料」としているところなどはありますが、それもきちんと求人情報に明記しているケースがほとんどです。そのため、もし不安な場合は寮費無料にするための条件などがないか、求人情報や担当者に連絡するなどして確認するとよいでしょう。

なぜ無料で住めるのか

ではなぜ「寮費無料」という好条件な求人があるのでしょうか。その理由は「人手不足」に起因します。企業としては、少しでも多くの人材を集め、離職率を減らすためにも、福利厚生の充実として寮費無料としている場合が多いようです。寮費を負担してでも、人材が定着して安定的に労働力が得られることのほうが企業にとっては重要になります。求職者としては、生活費を下げられるので経済的にも安定しやすいメリットにつながるのです。

家具は付いているのか

家具・家電が付いているかどうかについては、求人によって異なります。備え付けのものがある場合や、レンタルできる場合などは、初期費用や引っ越しの負担を下げることが可能です。反対に家具が付いていない場合はすでに使用している家具・家電を持っていくか、新規で購入しなければなりません。

下記のような生活する上で必要最低限の家具・家電については、事前に備え付けのものがあるかどうか確認しておくことが大切です。

・エアコンや扇風機などの空調設備
・洗濯機
・冷蔵庫・電子レンジ
・テレビ
・ベッドや布団などの寝具

ライフラインの支払いも無料?

電気、ガス、水道やインターネットなどのライフラインも企業側が負担しているところもあるようです。ですが、これも求人によって異なるため、事前に確認しておくのがよいでしょう。ライフラインの支払いによっては、自身で料金を負担するだけでなく、入居前の手続きが異なる場合があります。自身で契約手続きが必要な場合は、ガスがプロパンなのか都市ガスなのか、インターネットはどこのキャリアが対応可能か、などを確認しておくのが大切です。

引っ越し代の支払いは?

求人によっては、寮への引っ越し代金も企業が負担してくれる場合があるようです。

引っ越し代金は、単身でも荷物の量や時期によっては4万円以上かかる場合があります。その点、企業側で負担してもらえれば初期費用を大きく抑えることが可能です。また、引っ越し代金を貯める必要もなく、身軽に引っ越して仕事を始められるメリットもあります。地方から上京してすぐに働きたい方や、初期費用を抑えたい方は、事前に求人情報をチェックし、それでも不明な場合は企業担当者に確認しておくとよいでしょう。

食事や通勤のサポート体制とは

企業によっては、社員食堂や宅配弁当などの形式での食事補助を行っている場合があります。費用を気にすることなく、栄養バランスが考慮されたメニューを味わえることなどがメリットです。また、電車や車での通勤にかかる費用を負担する体制を整えている場合も多くあります。企業によって交通費として支払われる上限額は異なるため、あらかじめ通勤に関するサポート体制があるかも確認しておくのがおすすめです。

無料で住める寮は汚い? 徹底検証!

「寮費無料ということは、寮は古くて汚いのでは?」と思われがちですが、一概にそうとも言い切れません。築年数だけでなく設備が整っているかどうかなど、寮によって異なるので、ご自身の希望を今一度整理しつつ検討しましょう。

住める寮のタイプ

企業が借り上げているアパートの1室に住む個室タイプの場合や、ほかの従業員とのシェアハウスタイプで住む場合があるようです。個室タイプであれば、通常の一人暮らしと何ら変わりないことが多く、シェアハウスタイプであれば、住人である同僚とコミュニケーションを取ることができます。

寮の条件と周辺環境

寮が入っている建物の築年数や、プライバシー確保が可能かどうかなど、寮によって条件は異なります。自分が実際に生活しているところを想像して、条件が自身に合っているかどうか確認しましょう。また、寮の周囲には勤務地だけでなく、コンビニやスーパーなどの生活に必要な施設がそろっているかどうかも確認が必要です。

無料で住める寮の特徴

個室とシェアハウスの2タイプだけでなく、家具・家電が付いているかどうかや、インターネットが利用可能な場合など、さまざまな特徴があります。条件の良い寮ほど求職者の人気も高くなるので、ご自身が本当に必要なものを優先して選ぶのがよいでしょう。

応募から入寮までどのくらい?

求人に応募してから実際に入寮するまでの期間は、場合によりますが2~3週間ほどかかることが多いようです。入寮するまでに、寮の詳細をしっかり確認しておき、必要であれば電気、ガス、水道などの契約や、引っ越しのための準備を進めておく必要があります。

寮に住む人の特徴、トラブルを起こす人っているの?

個室タイプの場合は該当しない場合も多くありますが、シェアタイプの場合は基本的に同じ企業に勤める同僚と住むことが多いようです。しかし、同僚とはいえ寮に住む住人の特徴はさまざま。シングルの方もいれば、単身赴任の方など、立場や年齢も異なる方々が住んでいます。加えて、基本的に寮の規則違反があった場合は強制退去となります。そのため、もしほかの住人に迷惑をかけられた場合などは、管理者に相談しましょう。

契約時の注意点

寮費無料となっている寮の契約をする際には、契約内容をしっかり確認するようにしましょう。例えば、寮の利用期間に制限がある場合や、一定期間の勤務が寮費無料の条件である場合などが挙げられます。そのほか、水道・光熱費などの支払いは自身で直接行うのかどうかなども確認しておくことが大切です。

寮費無料のメリット

寮費無料だからこそ得られるメリットは経済的な部分も含め、数多くあります。

・生活費を大幅に節約できる
・初期費用が安く済む
・自分の好きなことにお金を使える
・通勤が快適

一つひとつ解説していきます。

生活費を大幅に節約できる

寮費無料の一番のメリットは、家賃を支払う必要がないため生活費を大幅に節約できる点にあります。家賃は生活費の中でも、特に大きな割合を占める固定の出費です。家賃を月々5万円だと仮定すると、年間60万円。その額を貯蓄に回したり、プライベートに活用したり、自身の好きなことに利用できるのはうれしいポイントです。

初期費用が安く済む

寮費無料の場合、基本的には入居のための敷金や礼金も免除される場合が多くあります。その場合、初期費用が安く済むのもメリットの一つです。また、場合によっては、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどがすでに用意されている場合もあり、家具・家電の購入にかかる初期費用も抑えることができます。ほかにも、引っ越し代金を企業で負担してくれる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

自分の好きなことにお金を使える

月々の生活費や引っ越しの際の初期費用を抑えられることで、浮いたお金を自分の好きなことに使うことができます。例えば、家賃が月々5万円、敷金・礼金・仲介手数用などで浮いた初期費用が15万円だと仮定すると、年間で75万円ほどの余剰資金ができます。このお金を趣味や遊び、美容などに毎月こまごま使うのもよいですし、貯めておいて旅行や大きな買い物にまとめて使うのも自由です。

通勤が快適

企業が用意するため、基本的には寮も勤務地に近い立地にあります。そのため、毎日の通勤がしやすい点もメリットの一つです。徒歩、あるいはバスや電車などの公共交通機関で1時間とかからずに通える場合が多いようです。また、寮から無料の送迎バスが出ている場合もあるので、お金がかからないだけでなく、天候に左右されずに通勤することができます。

寮費無料のデメリット

メリットが豊富ですぐにでも応募したくなる寮費無料の求人ですが、デメリットとなる部分もあります。自分の生活に合っているか、許容できる範囲内かを事前に検討しておくことが大切です。

・他人(生活音など)が気になりやすい
・寮のルールや決まりがある
・自分で寮を決められない

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

他人(生活音など)が気になりやすい

ほかの住人の生活音や共用部分の使い方など、シェアハウスタイプの場合は特に気になりやすいため、デメリットになりえます。一緒に生活する以上、お互いに気遣う必要がありますが、人によって気になるポイントも違うため、難しいところです。また、個室タイプの寮でも物件によっては壁が薄くて生活音が響くなど、場合によっては気になる可能性があります。

寮のルールや決まりがある

ゴミ出しや最低限の清掃だけでなく、シェアハウスタイプの寮であれば共有部分の使い方に関しても細かいルールが設けられていることが多くあります。こうしたルールや決まりをきちんと守っていないと、退去しなければならない事態にもなりかねないため、日ごろから注意が必要です。

自分で寮を決められない

入居する寮に関しては、基本的に企業側から指示されるもので、自分で選ぶことはできません。そのため、「2階以上の部屋がいい」「きれいな部屋がいい」など、個人の希望が通るとは限りません。しかし、部屋が空いていたら、条件に合うものがあれば配慮してくれる可能性もあるので、相談として希望を伝えてみるのがよいでしょう。

ストレスをためないためのコツ

せっかく寮費無料でも、帰宅してからも疲れが取れないような状態では意味がありません。無料の寮でもストレスをためずに生活するためにはいくつかコツがあるので、以下一つずつご説明いたします。

・ノイズキャンセリングのイヤホンを使用する
・最低限のコミュニケーションを取る
・他人に干渉しない、させない
・寮周辺のお気に入りスポットを見つける
・寮のルールをしっかり守る
・カーテンやパーティションを使用する

ノイズキャンセリングのイヤホンを使用する

シェアハウスタイプでも個室タイプでも寮生活で気になるのが、ほかの住人の生活音です。そのため、ノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンやヘッドホンを使用することで、騒音をシャットアウトできます。集中したいときやリラックスしたいときなど、シーンに合わせて活用すれば、生活音でのストレスを軽減することが可能です。適度にリフレッシュできるように工夫して過ごしましょう。

最低限のコミュニケーションを取る

同じ建物に住んでいる以上、特にシェアタイプの場合は良好な関係を築くことが大切です。そのためにも、日ごろから最低限のコミュニケーションは取っておくほうがよいでしょう。コミュニケーションといっても無理に会話する必要はなく、あいさつができれば問題ありません。顔を合わせたら「おはようございます」「こんにちは」もしくは「お疲れさまです」などの声かけができれば、少なくとも相手にとって悪い印象は残さないはずです。

他人に干渉しない、させない

ほかの住人との余計な衝突を防ぐためにも、なるべく他人に干渉しないこと、そして他人にも自分に干渉させないようにすることが大切です。ほかの住人の生活や言動に対しては、なるべく過敏にならないように気を付けます。そして、反対に自分のことに過干渉されるようなことがないように、寮の決まりを守り、私物はなるべく個人のスペースに置くなどの予防をしておくのも有効です。もしそれでも過干渉されるのであれば、管理者に相談しましょう。

寮周辺のお気に入りスポットを見つける

シェアタイプの場合は同じ職場の同僚と、常に一緒にいると疲れてしまうかもしれません。そんなときのためにも、寮周辺に自分だけのお気に入りスポットを見つけておくと、一人になりたいときやリラックスしたいときに利用することができます。例えば、図書館やカフェ、公園など、ゆっくりできる場所がおすすめです。時間のあるときに散歩しながら周囲のスポットを見て回ったり、風景を楽しんだりできればリフレッシュにもつながります。

寮のルールをしっかり守る

当たり前のことですが、寮で決められたルールをしっかり守っていれば、たいていのトラブルは防げます。例えば、共有スペースを散らかさない、共有物は使ったら元に戻すなど、きちんとルールを順守することが大切です。寮のルールは、住人が快適に過ごせるように決められていることなので、自分のためにも一緒に過ごす住人のためにも、守っていくようにしましょう。

カーテンやパーティションを使用する

ルームシェアタイプの寮の場合、個人スペースがあまり確保できない可能性があります。その場合は、カーテンやパーティションなどを活用して、プライベートな空間を作るのもおすすめです。例えば同じ部屋を複数名で利用する際は、自分のスペースをパーティションで区切ったり、ベッドがあればその周りをカーテンで覆ったりすることで、心理的にも安心できる空間を作ることができます。

良い寮に住むためにはここをチェック!

たとえ寮費無料といっても、ストレスがたまって疲れが取れないような生活をするわけにはいきません。そのため、入寮する前にその寮の条件をチェックしておく必要があります。また、企業によっては入る寮を候補の中から選ばせてくれる可能性もあるので、下記項目に注目しておくとよいでしょう。

・周辺環境
・寮内の設備
・1人部屋の有無
・寮費以外のサポート体制
・通勤における利便性

一つずつ解説していきます。

周辺環境

勤務地との近さだけでなく、周辺に何があるかも重要なポイントです。日常生活で必要なものを買うためのスーパーやコンビニなどが、徒歩圏内にあるかどうかも事前にチェックしておきましょう。また、ショッピングモールや公園、飲食店などがあれば、休日などの空いた時間に気分転換として遊びにいくことができます。仕事のために住む寮ではありますが、生活の場にもなるので実際に生活しているところをイメージしてみるとよいかもしれません。

寮内の設備

個室タイプであれば、お風呂やトイレなどの水回り環境、壁の防音性がどのくらいなのかなど、生活する上で許容できる範囲の設備かチェックしましょう。シェアハウスタイプであれば、共用スペースの使い方や個人スペースの環境などを見ておくことが大切です。また、家具・家電などの設備やネット環境があるかどうかも重要になります。

1人部屋の有無

シェアハウスタイプの場合、1人部屋が用意されているかも重要なポイントです。プライベートな空間がないと、余暇の時間に十分にくつろぐことができない可能性があります。また、私物を置くスペースが十分にないなどの問題が出る可能性もあるため、1人部屋の有無とその部屋の広さや施錠可能かどうかなどもチェックするとよいでしょう。

寮費以外のサポート体制

寮費が無料になる以外にも、電気、ガス、水道などの代金を無料にしているところもあるようです。ほかにも、食堂を完備している場合もあり、食費も抑えることができます。食堂での食事は一般的に栄養バランスまで考慮されたメニューが多く、健康面でもメリットがあります。もし食堂がある場合は、積極的に活用しましょう。

通勤における利便性

基本的には企業が用意しているため、勤務先へのアクセスが良い立地の場合が多いでしょう。ですが、場合によっては電車やバスを何度も乗り継がなくてはならない可能性があるので、チェックが必要です。自家用車やバイク、自転車等を利用するなど、自身で通いやすい方法を選べるとよいでしょう。

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