「転職をきっかけに、恋人と同棲を始めたい!」
「会社の寮にパートナーと一緒に入りたい!」
そんな願いが叶う『カップル寮』。
工場勤務や期間工、リゾートバイトなど、住み込み系の仕事を探しているカップルにとってとても魅力的な制度です。
今回は、カップル寮の実態や魅力、そして注意点までをしっかり解説。素敵な新生活をスタートさせるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- カップル寮の家賃相場や間取りは?
- カップル寮がある、代表的な3つの仕事
- カップル寮のメリット
- カップル寮の注意点は・・・
カップル寮とは言うけど、その実態は?


カップル寮は、その名の通り「カップルで住める寮」のこと。
まずは「カップル寮」と「カップルOK」の違い、家賃や間取りなど、リアルな実態を見ていきましょう。
「カップルOK」との違いを知ろう
求人原稿などで「カップルOK」という記載を目にすることがあるかと思います。実は「カップルOK」と「カップル寮」は同じ意味ではありませんのでご注意を!
▼カップルOKは「一緒に応募OK」
「カップルOK」は、同じ職場にカップルで応募できることを意味します。2人同時に選考を進めてくれたり、配属先やシフトを考慮してくれる場合もあったりと、一緒に働きたいカップルには嬉しい仕組みです。
しかしながら、必ずしも「カップル寮」があるとは限りません。独身寮や家族寮しか用意されていなかったり、そもそも寮の提供を行っていなかったり…というケースもあります。
▼カップル寮なら、一緒に入寮できる!
一方で「カップル寮」は、カップルで一緒に住める部屋やアパートを提供してくれる制度です。2人暮らし向けの間取りの寮をお得に利用できます。中には2人分の手続きをサポートしてくれる職場も。
カップル寮の家賃目安について知りたい
カップル寮の家賃は地域や企業によって異なりますが、寮費補助が出る職場の場合は自己負担額1~3万円程度で入居できるケースが多いです。中には「カップル寮無料」や「光熱費込み」といった案件もあります。
敷金礼金や引っ越し費用などの初期費用を会社が負担してくれる場合も多いので、自分たちで賃貸物件を借りるよりかなり安く新生活をスタートできます。
カップル寮の間取りはどんな感じ?
基本的には2人暮らしを想定した間取りとなるので、1LDK〜2DKタイプが主流です。
・2DK:それぞれ個室を持つことも可能で、プライベート重視派に人気
内装や設備は企業によって差があり、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電が最初から備え付けのところも多数。家電付き物件は最低限の荷物ですぐに新生活をスタートできるので、特に人気があります。
同じ職場じゃなくてもカップル寮に入寮できる?
ほとんどのカップル寮は、どちらか片方がその企業で働いていれば入寮できます。一緒に住みながらそれぞれ違う職場で働く、という状態となってもOKです。
ただし中には、ペアでの採用がカップル寮の入寮条件となっている企業もあります。不安な方は面接時などに、それぞれ別の職場で働きたい旨を伝えておくとより確実ですよ。
カップル寮があるのはどんな仕事?


カップル寮を提供している職場は、住み込みの仕事や人手が不足しがちな業界に多いのが特徴です。代表的な職種として、以下の3つが挙げられます。
・期間工の仕事
・ホテルや旅館の仕事
それぞれ詳しく解説しますね。
製造工場の仕事
工場での組立、検査、仕分け、梱包などの業務は、男女問わず活躍できる仕事。住み込み勤務を前提にしていることも多く、カップル寮がある求人も豊富です。
また同じ現場で働けるケースも多く、収入も安定しています。期間工よりも長期で働ける案件もあり、腰を据えて生活したいカップルにおすすめです。
期間工の仕事
自動車メーカーなどで募集される「期間工」の仕事も、カップル寮を用意していることがあります。待遇が良く、高時給&満了金が支給されるなど、短期間でしっかり稼ぎたいカップルに人気です。
ただし、期間工は働ける期間が決まっており、雇用期間が満了したら基本的には寮を出なければなりません。満了後は、仕事探しと住まい探しを同時に進めなければならない点に注意しましょう。
▼期間工について詳しく知りたい方はこちらもチェック!
ホテルや旅館の仕事
いわゆる「リゾートバイト」で、ホテルや旅館などで住み込みで働く仕事です。接客や清掃、調理補助など業務は多岐にわたります。
観光地での勤務なので、休日も一緒に観光を楽しめるのが魅力。カップル寮ありの施設も増えてきており、特に若い世代に人気です。
カップル寮の魅力とは?


では、実際にカップル寮での生活にはどんな魅力があるのでしょうか?
ここでは、生活面・仕事面の両方から見たメリットをご紹介します。
一緒に過ごす時間を作れる
仕事の時間帯や休日が違うと、一緒に過ごす時間を作るのは難しいですよね。時にはなかなか会えず、すれ違い生活が続く、なんてことも…。
ライフスタイルが違っても一緒の時間を作れるところがカップル寮の最大の魅力です。一緒に住んでいるからこその何気ない会話が、きっと毎日の暮らしに充実感をもたらしてくれるでしょう。
カップルは採用されやすいってホント?!
実は、カップルでの応募は企業側にとってもメリットがあります。特に人手不足となりやすい業界や長期就労を求める企業では、カップルで応募した人たちが採用されやすい傾向にあります。
・一緒の職場なので離職リスクが下がる
・紹介制度で知人や友人の採用につながりやすい
このように、カップルでの応募は企業にとっても人材確保のチャンス。同じ職場で働きたい、とお考えの方はぜひ積極的に応募してみましょう!
モチベーションの維持につながる
慣れない仕事や住み込み生活でも、パートナーがそばにいることで精神的な安心感が得られます。
お互いに励まし合える関係が、モチベーションを高く保つポイントです。
共通の話題ができる
同じ職場・同じ暮らしをしていると、話題が尽きず、日々の会話も自然に増えます。
仕事終わりの「今日どうだった?」という会話が、お互いの理解を深める時間になるでしょう。
広い部屋に安く住むことができる
基本的に、1人暮らし用の寮よりカップル寮の方が広めの間取りです。部屋数などはもちろん、収納や共用スペースなども余裕を持った作りになっています。
しかも家賃は企業負担や補助が出ることも多いため、1人当たりの負担額は格安に。安く快適な住環境で暮らせるのは何より嬉しいポイントです。
貯金ができる
初期費用が抑えられ、家賃も安く済むことが多いカップル寮。さらに水道光熱費なども、それぞれが1人暮らしをするより2人暮らしの方がかなりお得です。
出費を抑えられる分、貯金がしやすくなります。将来の結婚や旅行、車の購入など、2人で目標を立てながら貯金ができるのもメリットです。
ほかのスタッフとのコミュニケーションの場があることも
カップルで入寮していると、他のカップルとも自然に交流が生まれることがあります。
情報交換ができたり、交友関係が広がったりするのも住み込み生活ならではの魅力です。
カップル寮の注意点も知っておこう


カップル寮にはたくさんのメリットがありますが、一方でカップル寮ならではの注意点も。
「思っていたのと違った…」とならないためにも、あらかじめデメリットや懸念点を理解しておきましょう。
すぐに入寮できない場合がある
一般的に、企業が用意している寮は1人暮らし用の「独身寮」が主流。2人暮らし用のカップル寮はあまり多く確保していない場合もあります。
そのため、新しく寮を手配するのに時間がかかったり、タイミングによっては入寮を断られるリスクもあります。確実にカップル寮に入寮したい場合は、スケジュールに余裕を持って転職活動を進めましょう。
部屋を選べない可能性も
企業が用意している寮は、入居時に部屋を選べないこともあります。
「間取りが合わない」「築年数が古い」など、思っていた寮と違う場合も少なくないので、住まいにこだわりがある方は不満を感じることもあるかもしれません。
ケンカすると気まずくなる
一緒に住んでいると、些細なことでケンカをすることもあります。
逃げ場がない分、冷却期間を作るのが難しいのがカップル寮生活の悩み。お互いの距離感を大切にすることが、長く暮らすコツです。
仕事中に私語をしすぎないよう注意しよう
カップルで一緒の職場で働くと、ついつい仕事中にプライベートの話をしてしまうことも。コミュニケーションも大切ですが、あくまで「同僚」としての意識を忘れずに、節度を持って行動することが大切です。
互いに働きやすい職場を選ばないとストレスがたまることも
こちらもカップルで一緒の職場で働く場合ですが、どちらかの都合に合わせて職場を選び、片方が無理をしてしまう状態だと長く働き続けることが難しくなります。
お互いに納得できる職場選びが、カップル寮生活の成功のカギです。
まとめ
「2人で一緒に、将来を見据えた暮らしをスタートさせたい」
そんなカップルにとって、カップル寮は理想的な選択肢のひとつ。毎月の出費を抑えられるので、将来に向けて貯金がしやすくなります。
また初期費用がかなり安く済むので、初めての同棲にもおすすめです。お金を掛けずに2人での新生活をスタートさせたい方は、ぜひ前向きに検討してみてくださいね!
まずは、信頼できる求人サイトや派遣会社で情報をしっかり収集し、自分たちに合った仕事と寮を探すことから始めてみましょう。
人気求人は早い者勝ちなので、気になる方は早めにご登録ください。

