「工場での面接でどんなこと聞かれるかの質問内容をチェックしてきたけど、受け答えが不安」、「自分の言葉遣いや話し方は大丈夫だろうか?」など面接前に気になる方は多いのではないでしょうか。
せっかく受け答えの話の内容が良くても言葉遣いや話し方で台無し…なんてことがないように本記事では受け答えで気を付けたい言葉遣いや話し方などピックアップしていきます。
実際の面接官目線でどんな言葉に気を付けたほうがいいのか、おさえておきたい基本について説明しているので面接の前にぜひチェックしてください。
1.面接でよく使われる基本の言葉遣い
面接官は、これから同じ会社で一緒に働く人を採用するので、顧客先に出て行っても問題がないか?言葉遣いや受け答えのマナーを確認しています。以下のポイントに気を付けて受け答えするようにしましょう。
・面接時の一人称は、「わたし」または「わたくし」
男性の場合は、「俺」「僕」「自分」はカジュアルな印象なので、面接中は控えるのが無難です。
・応募先の企業は「御社(おんしゃ)」
面接時、「御社を志望した理由は~」などと応募先の企業のことは「御社」と伝えます。
・名前を呼ぶ際にも注意
社長のことは「○○社長」と名前をつけるのが基本です。役職のある人は「○○常務」「○○部長」と呼びます。
面接官に対しては、「○○さん」と名前をきちんと呼ぶと印象がよいです。
面接前に最低限覚えておきたい言葉遣い
また、上記以外にも面接前に確認しておきたい言葉遣いをまとめました。
ついつい日ごろの癖で話してしまうということもあるので
併せて事前に練習しておくと安心です。
・お父さん→父
・お母さん→母
・お父さんとお母さん→両親
・このあいだ→先日
・~といいます(名乗る)→~と申します
・すいません(感謝)→ありがとうございます
2.間違えやすい!NGな敬語表現にもご注意
丁寧な言葉遣いとして敬語を使っていても、面接官に失礼な印象を与えてしまうこともあります。よかれと使ってもかえって逆効果…そんなことにならないよう下記チェックしていきましょう。
よろしかったでしょうか
→こちらはバイト敬語などともいわれ耳にすることも多いですが、正しくは「よろしいでしょうか」です。
履歴書になります
→状態の変化を表すときに「~になります」と使います。履歴書が変化するわけではないので「履歴書です」と伝えるのが適切な使い方です。
○○をさせていただく
→丁寧そうに聞こえますが、「~させていただく」は相手の許可を受けて何かを行う場合に使われる言葉です。また、回りくどい印象にもなってしまうので、面接の際に使用する場合は「~しております」「~いたしました」を使用しましょう。
3.面接官は話し方もチェックしています
ここまで言葉遣いや敬語についてみてきましたが、それだけではなく話し方や受け答えなども重要です。いくら言葉遣いができていたとしても、話し方や態度などが悪ければマイナスの印象となってしまいます。
さらに好印象を与えられるようにポイントを知っておきましょう。
(1)「あの~」「えー、えーっと」「まぁ~」「うーん」などの口癖
会話の始まりの口癖になっていませんか?
自分では気が付いていなくても、ボイスレコーダーで録音してみると、
実は癖になっていたなんてことも多いです。
普段の会話であれば気にならなくても、質問の受け答えの度に「あの~」などから会話が始まると、その部分が気になってしまい、応募者への印象もマイナスに影響してしまいます。会話の最初だけでなく途中でもつい出てしまいがちですが、自信がないように聞こえてしまうので事前にチェックしておきましょう。
上記以外にも「じゃあ」「ちょっと」「その」「あ、はい」等、
口癖になりやすい言葉は意外と多いので日頃から注意が必要です。
(2)語尾は伸ばさず言い切る
「私は〜」「で〜」「こう思いました〜」と語尾を伸ばしたりする人も要注意です。
語尾を伸ばしてしまうと、せっかくの面接の場なのにはっきりせず優柔不断な印象を与えてしまいます。きちんと言い切って話すことで、きっぱりと話す印象を与えられ、信頼感や意思の強さもアピールしやすくなります。
(3)大きな声でゆっくりと話す
最初のあいさつはもちろん、面接中は常に大きな声で話すことが大切です。
小さな声で話してしまうと聞き取りづらくなってしまいますし、暗い印象を与えてしまいます。声のボリュームだけではなく、聞き取りにくくなってしまうので、早口にならないようにゆっくりと話しましょう。
また、面接では緊張が原因となり早口になってしまいがちです。
早口になることでかえって焦って余計に早口になる…という悪循環にもなってしまうので、自分が緊張してるなと思ったら、普段よりゆっくりと大きな声で話すことを意識しましょう。
(4)相手の目を見て話す
話しながらほとんど目を見ない、目が合いそうになってもそらす、そんな話し方は自信がない、受動的な印象を面接官に与え、マイナスに映ってしまいます。
目を見て話すのが緊張しまうという方は、面接官の鼻やネクタイのあたり(面接官が男性の場合)を見ながら話すのがおすすめです。鼻やネクタイのあたりを見て話すことで、視線は面接官を向いていますし、緊張も軽減できます。
(5)相手の話を聞く姿勢も見られている
面接では話すだけでなく、面接官の話をしっかりと聞く姿勢も大切です。
自分の話ばかりで相手の話を聞いていないと印象が良くありませんし、自分勝手な印象を与えてしまいます。
話をよく聞き、内容を頭に入れることも重要ですが、相手の話を聞いているとわかるようにうなずいたり、リアクションも大切です。
いくら内容をしっかりと頭に入れ、話を聞いているつもりでいても、それが相手に伝わらなければ意味はありません。聞いていることをアピールするためには、相手の目を見て頷くなどのリアクションも行うようにしましょう。
4.まとめ
今回は面接の際によく使われる敬語や注意したい話し方について説明しました。注意点としては多いかもしれませんが、1度身に着けてしまえば面接後の職場内でのコミュニケーションも円滑になりメリットがたくさんあります。特に話し方の口癖は自分ではなかなか気づきにくいものが多いです。録音して聞いてみたり、身近な人に自分の話し方の癖を確認するのも良い練習になります。
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正しい言葉遣いや話し方を身につけて、希望する企業の面接官や担当者に自分の思いや良さをしっかり伝えられるように準備していきましょう。

