倉庫内作業は未経験者でも挑戦しやすい職種の1つ。就職・転職で倉庫内作業を検討している方は多いと思います。
しかし、作業内容がシンプルだからこそ「志望動機をどう書けばいいかわからない」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、倉庫内作業の仕事内容から志望動機のポイント、実際に使える例文まで、分かりやすく解説していきます。
- 倉庫内作業とはどんな仕事なのか
- 倉庫内作業で求められる人物像
- 志望動機を書く時のポイントや注意点
- 志望動機の具体的な例文
志望動機であなたの魅力をアピールして、書類選考や面接を突破しましょう!
目次
倉庫内作業とは


まずは「倉庫内作業」とはどんな仕事なのか、その全体像を見ていきましょう。
- ■仕事内容
- ■倉庫業界の市場規模
- ■倉庫業界の動向
この3つに分けて解説していきます。
倉庫内作業の仕事内容
倉庫内作業とは、物流倉庫や配送センターにおいて、商品の入出荷や管理を行う仕事です。
【入荷作業】
トラックで届いた商品を受け取り、数量を確認し棚へ移動
【仕分け】
注文内容に応じて商品を分類
【ピッキング】
リストに沿って棚から商品を取り出す
【梱包】
商品を必要な資材で包装し、発送準備を整える
【出荷作業】
配送業者への受け渡し、伝票処理
【在庫管理】
棚卸しや商品状態のチェック
シンプルな作業も多い一方で、正確さやスピードが求められます。
物流を支える重要な仕事であり、社会に不可欠な役割を担っています。
倉庫業界の市場規模
EC(ネット通販)の急拡大により、倉庫業界の市場規模は年々拡大しています。
特に食品・日用品・アパレルなど、オンラインでの購入需要が高まっている分野では、倉庫の大型化や自動化が進み、それに連動して作業スタッフの需要も増え続けています。
人口減少に伴い働き手が不足していることもあり、倉庫内作業は今後も安定したニーズが見込まれる職種です。
倉庫業界の動向
近年の倉庫業界には、以下のような動きがあります。
自動化・ロボット導入の加速
AGV(無人搬送車)やピッキングロボットの普及
24時間稼働する倉庫の増加
ユーザーの「即日発送」「翌日配送」ニーズに対応
温度管理倉庫の需要拡大
食品・医薬品の取り扱いに伴う増加
働き方の多様化
短時間勤務・シフト制・扶養内勤務など柔軟な働き方が浸透
こうした動向により、
未経験者・主婦(主夫)・シニアなど幅広い層の人材が活躍しやすい状況となっています。。
倉庫内作業に求められる人物像


ここからは、倉庫内作業で「こんな人に入社して欲しい!」と思われる人物像を具体的にご紹介いたします。
丁寧に作業をする人
倉庫内作業では、商品の扱い方や数量確認など、正確さが不可欠です。
特に検品・ピッキングなどは、小さなミスが出荷遅延や顧客クレームにつながるため、「丁寧に確認する力」は大きな強みになります。
協調性がある人
倉庫作業はチームで進めることが多く、連携が欠かせません。
周囲とのコミュニケーションがスムーズで、協力しながら作業できる人は現場で重宝されます。
集中力がある人
単純作業が続く場面も多く、「同じ作業をコツコツ続けられる集中力」も求められます。
決められたルールを守りつつ、スピードと正確さをバランスよく維持する力が重要です。
体を動かすことが好きな人
倉庫内では立ち作業が多く、商品を運ぶ場面もあるため、体力が活かせる仕事です。
スポーツ経験がある人や動き回る仕事が好きな人にも向いています。
倉庫内作業のやりがい


ここからは、実際に現場で働く人が挙げる「倉庫内作業のやりがい」をご紹介します。
ただの単純作業、と思っている方、必見です!
社会インフラに貢献することができる
倉庫内作業は物流を支える重要な仕事であり、「商品が無事に消費者の手元に届く」ための要となっています。
自分の作業が社会インフラの一部を支えているという実感は、大きなやりがいにつながります。
グローバルに働くことができる
海外製品を扱う倉庫や輸出入拠点となる倉庫も多く、世界の物流に関わる機会もあります。国際的なサプライチェーンの一端を担える点も魅力です。
倉庫内作業の志望動機を書く時のポイント


「志望動機を書くのが難しい・・・」という方のほとんどは「何を書いたら良いのかわからない」というのが本音ではないでしょうか。
実は、志望動機に書く内容は以下の「3つ」を押さえればOK!
志望動機の書き方のコツも踏まえて、詳しく解説していきます。
①その会社を志望する理由を書く
どの会社でも当てはまる理由ではなく、「その企業独自の強み」に触れると説得力が増します。
- 取り扱い商品(食品、アパレル、日用品…)
- 企業の理念や社風(伝統的?自由な風潮?)
- シフトや働き方の特徴(時短OK、夜勤あり、土日休み…)
- 物流システムの強み(自動化?手作業で丁寧?)
事前の情報収集は、意欲や勤勉さのアピールにも◎。
「好きな飲料メーカーの製品を取り扱っていて興味が持てた」「同年代が多く働きやすそう」など、ちょっとしたことでも良いので、ぜひ応募先企業について事前に調べておきましょう。
②仕事を選んだ理由を書く
「倉庫内作業」という仕事を選んだ理由は、以下のような観点で書くと自然です。
□コツコツした作業が得意
□体を動かす仕事が好き
□物流に興味がある
□過去のアルバイト経験を活かしたい
「自分の特徴」と「倉庫作業の特性」を結びつけるのがポイントです。
③仕事に活かせる資格や経験を書く
倉庫内作業に応募する際、以下のような資格や経験があると強いアピールになります。
□フォークリフト免許
□ピッキング経験
□物流・小売のアルバイト経験
□体力を使う仕事の経験
倉庫内作業に関連する業務は未経験でも、「家事で培った段取り力」や「店舗での棚卸し経験」などをアピールすることもできます。
倉庫内作業の志望動機を書く時の注意点


続いては、志望動機を書く際に気を付けたいことを解説いたします。
中には、ついやってしまいがちな失敗も…。志望動機を書く前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
使いまわしの表現は避ける
「御社の事業に魅力を感じました」「自分が成長できると思いました」など、どの企業でも当てはまる志望動機は、担当者の印象に残りません。
ささいなことでもいいので、その会社だけに関連するトピックを具体的に盛り込むようにしましょう。
条件面”だけ”を志望動機にしないこと
「家から近い」「シフトが合う」だけでは志望動機として弱くなります。
条件面は補足程度にし、仕事に対する前向きな理由をメインに書くのがおすすめです。
ネガティブな内容は書き方に注意
「前職がつらかった」などの直接的な記述はなるべく避けましょう。あなた自身の評価を下げる(改善する能力がない)と判断される可能性があるからです。
また「人と話さない仕事がやりたかったので」という理由も、避けた方が無難です。
あくまでポジティブに、「倉庫作業に向いている理由」を中心に書くことが大切です。
倉庫内作業の志望動機の例文


ここからは、具体的な志望動機の例文をご紹介。
①経験者
②未経験者
③主婦(主夫)
④丁寧さをアピール
⑤体力をアピール
⑥ネガティブ⇒ポジティブ言い換え
この6つのテーマでお伝えします!
経験者の場合
すでに倉庫内作業の経験のある方は、前職で『何をやっていたか』『何が得意だったか』をできるだけ具体的に伝えることが自己アピールのポイント。
「経験がある分野だから転職しました」だけでは少し弱いので、ぜひ新しい職場でのスキルアップ意欲をアピールしましょう!
<例文>
前職ではアパレル倉庫でピッキングおよび梱包作業に従事しておりました。正確さとスピードの両方を求められる環境の中で、常にミスゼロを目指し改善を続けてきました。
貴社のEC物流における高い評価に魅力を感じ、これまでの経験を活かしつつ、更にスキルを磨きたいと考え応募いたしました。
未経験者の場合
倉庫内作業の経験がない方は、これまでの経験の中から役立ちそうなものを洗い出し、どう活かして貢献できるかをアピールすると◎。
まったく関係ない分野の経験でも「正確さが求められる」「チームで協力して取り組む」など、倉庫内作業で活かせる能力は意外と見つかりますよ。自身の能力を見直すきっかけにもなるので、スキルや経験の洗い出しはオススメです!
<例文>
未経験ではありますが、コツコツと丁寧に作業することが得意で、以前の仕事でも在庫整理や棚卸しなどの細かい作業を任されてきました。
貴社の研修制度に魅力を感じ、物流を支える仕事に携わりたいと考え応募しました。正確な作業を心がけ、貢献できるよう努力いたします。
主婦(主夫)の場合
家事や子育てでブランクがあったり、仕事の経験に自信がない方は、日常の家事で心がけていることや得意なことを強みにしましょう!
料理、洗濯、買い物、掃除などいくつもの作業をこなす『家事スキル』は、仕事の中でもきっと活かせるはずです。
<例文>
これまで家庭での家事や子育てを通して、効率よく段取りを組む力や細かい作業を正確に行う力を身につけてきました。
短時間から働ける貴社の勤務形態に魅力を感じています。責任を持って作業に取り組み、即戦力として働けるよう努めます。
丁寧さをアピールする場合
自身の強みである『丁寧さ』をアピールする際は、具体的な成果や他人から言われたことなど「客観性」を意識することがポイント。
前職での評価などを盛り込むと、説得力が格段にアップします。
<例文>
私は細部まで確認する作業が得意で、前職でも検品作業でミスゼロを評価していただいていました。倉庫作業では正確さが特に重要だと考えております。
貴社の品質管理の取り組みに共感し、私の丁寧さを活かせると感じ応募しました。
体力に自信があることをアピールする場合
体力がある、体を動かす仕事が得意ということは、倉庫内作業で大きなアピールポイントになります。
志望動機に書く際は「体力+丁寧さ」をセットでアピールすることがオススメです!
<例文>
学生時代からスポーツを続けており、体力と持久力には自信があります。倉庫作業は動きながら行う仕事が多い点に魅力を感じました。
体力を活かし、スピードを意識しながらも正確な作業を行い、チームの戦力として貢献したいと考えています。
あなたの意欲が伝わる志望動機を書こう!
倉庫内作業は、未経験者でも挑戦しやすい職種だからこそ 経歴より「人柄」が重視されやすい傾向にあります。
志望動機では「なぜ倉庫作業なのか」「なぜその会社なのか」「自分のどんな強みが活かせるのか」を明確に示すことが重要です。
本記事を参考に、自分の強みを整理し、前向きな意欲が伝わる志望動機を作成してみてください。
製造業に特化した求人サイト「ものっぷ」では、ピッキングや仕分けなど、倉庫内作業の募集も多数掲載!未経験OKの求人や、高待遇・好条件の大手メーカーの求人も豊富に掲載中です。 倉庫内作業のお仕事をお探しの方はぜひチェックしてみてください!


【倉庫内作業の志望動機はどう書くの?】-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像-11月.jpg)

【仕事の目標が思いつかない人向け】-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像-11月.jpg)
【期間工の年収はどれくらい?】-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像-11月.jpg)
【ライン工とは?】-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像-11月.jpg)
【単純作業とはどんな仕事?】-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像-11月.jpg)


フィールドエンジニアとは?-ものっぷなびーコラム-サムネイル画像ー3月_アートボード-1.jpg)


