「”なんとなく”で働き続けるのは不安」
「景気や会社の都合に左右されないスキルが欲しい」
こうしたモヤモヤを抱えながらも、一歩を踏み出せずにいる方も多いはず。そこでキーワードとなるのが「手に職をつける」という考え方です。
この記事では、手に職をつけたい!安定した生活を送れるスキルが欲しい!とお考えの方のために役立つ情報をご紹介。
- 「手に職をつける」の意味とは?
- 手に職をつけるメリット
- 手に職をつけられる具体的な仕事の例
- 仕事選び&スキルアップのポイント
- 失敗しないための注意点
将来のために力をつけたい方はもちろん、今はまだ安定をそこまで考えていない…という方も、知っておいて損はない内容をまとめています。
これからのライフプランを考える参考にぜひご覧ください!
目次
そもそも「手に職をつける」ってどんな意味?
自分で稼げる能力を身に付けること
“手に職をつける”とは、自分の力で生計を立てられる専門スキルを身に付けたり、仕事に役立つ資格・免許を取得することを意味しています。
簡単に言うと、「その会社でしか通用しない能力」ではなく「独立・転職の際に評価される個人の能力」のこと。経験や経歴より、実際の現場で何ができるかがポイントとなります。
手に職をつけるメリット
ここからは、手に職をつけることでの具体的なメリットをご紹介します。
ライフスタイルの変化に対応しやすい
結婚・出産・介護など、人生のイベントで働き方を変えたい時も、専門スキルがあると働き方の選択肢が広がります。
専門スキルを高く評価してくれる会社に正社員として転職したり、時短で働いたり、フリーランスとして在宅で仕事をしたり…と自分の都合に合わせた柔軟な選択がしやすくなります。
雇用の安定性を保てる
景気や会社の事情で環境が変わっても、代替しづらい専門スキルは評価されやすく、転職先も見つけやすい傾向。長期で見ても“食いっぱぐれしにくい”状態をつくれます。
学歴に捉われず大手企業で働ける
新卒採用時、多くの大手企業が採用基準として学歴を重視します。しかし転職者の採用においては、即戦力として現場で力を発揮してくれるか、仕事に必要な専門スキルを有しているかといった点が重視されやすくなります。
専門スキルを取得することで、学歴に捉われず大手企業に就職するチャンスが広がります。
収入を増やすことができる
専門性を高めるほど資格手当や昇進、より単価の高い仕事につながりやすく、収入UPの現実的なきっかけになります。
独立や転職をせずに同じ会社で働き続ける場合でも、手に職をつけることは重要だと言えるでしょう。
転職をする際に選択肢をふやすことができる
スキルで評価される職種は、転職の際に年齢による影響を受けにくく、経験者・有資格者枠での選考を有利に進めることができます。
年齢を問わず、選べる企業・働き方の幅が広がります。
手に職をつけられる仕事の具体例
具体的に「手に職をつけられる仕事」というとどんなものが挙げられるのでしょうか。ここでは、代表的な例をご紹介いたします。
CADオペレーター
CADオペレーターは、CADソフトを使って製品・建築物・設備などの設計図を作成したり修正する職業です。
CADソフトの使い方やものづくりの知識が必要となる専門性の高い職種のため、手に職をつけられる仕事として広く知られています。
仕事内容 | CADソフトを使用しての2次元・3次元の設計図の作成 |
主な就業場所 | 設計事務所、建設会社、製造メーカーなど |
関連資格 | ・CAD利用技術者試験・建築CAD検定試験・CAD実務キャリア認定制度(スコア制) |
向いている人 | ・正確な作業が得意な人・設計や図面への興味がある人・学習意欲が高い人 |
参照:厚労省
建築技術者
建築技術者とは、建物の設計や施工の監理を行う仕事です。設計を担当する「建築設計技術者(建築士)」や工事を監督する「建築施工管理技術者」などいくつかの職種があります。
資格(免許)が必須の職種もあり、また施工技術者は「職人」として非常に重宝されます。建築技術者は、最も代表的な手に職をつけられる職種の1つと言えるでしょう。
仕事内容 | 建築物の設計、工事管理、施工など |
主な就業場所 | 設計事務所、建設会社、ハウスメーカーなど |
関連資格 | ・建築士(※建築設計技術者のみ必須)・建築施工管理技士・技術士 など |
向いている人 | ・建築物に興味、関心がある人・コミュニケーション能力や調整力がある人・集中力がある人 |
参照:厚労省
建築施工管理技術者 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
建築施工管理技術者 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
施工管理
施工管理とは、工事現場で工程・原価・品質・安全の管理を行い、計画立案や書類作成、関係者調整まで担う“現場の司令塔”です。
老朽化インフラ対応などで建設需要の増加が見込まれ、採用ニーズが高い点も特徴。保有資格により着実なキャリアアップも見込めるため、これから手に職をつけたいという人におすすめの職種です。
仕事内容 | 建設工事の工程管理、品質管理など |
主な就業場所 | 建設会社、工務店、デベロッパーなど |
関連資格 | ・施工管理技士1級・2級(分野ごとに全7種)・消防設備士 など |
向いている人 | ・スケジュール管理、調整能力がある人・リーダーシップがある人・コミュニケーション能力がある人 |
設備保全エンジニア
工場など製造現場で稼働する機械・設備のメンテナンスや修理を行う職種です。年間スケジュールに沿っての定期点検のほか、設備が故障した際の対応なども行ないます。
専門性が高い職種ながら、未経験者の募集もあり資格なしでスタートできるため、特に将来性があり高収入の職を目指したいと考える若い世代に人気の職種です。
設備保全エンジニアについては「未経験から手に職つけられる!注目の「設備保全エンジニア」とは?仕事内容や将来性など気になる点を解説します」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事内容 | 製造現場の設備・機械のメンテナンスや修理など |
主な就業場所 | 工場などの製造現場 |
関連資格 | ・機械保全技能士・第一種・二種電気工事士・ボイラー取扱作業主任者 など |
向いている人 | ・機械に興味や関心がある人・スケジュール管理、調整能力がある人・チームで仕事に取り組める人 |
手に職をつけるためのポイント
ここからは、手に職をつけて安定したキャリアを築く上で押さえておきたいポイントを解説いたします。着実にステップアップを叶えるためにぜひチェックしてみてください!
①自己分析をして興味のある分野を絞る
まずは自分の興味・適正・強みの洗い出しをしてみましょう。
得意不得意、働くうえで譲れない条件(収入・勤務地・働き方)をリストアップすると、選ぶ軸が決まってきます。自分の興味がある分野=長く活躍できる分野を絞り込むことが、手に職をつけてキャリアを築く近道になります。
②今後も需要がある職種を選ぶ
“今、興味がある分野”も大切ですが、社会的に今後も求められる職種か、と考えることも重要です。
今後も需要が伸びる分野(例:建設、製造、IT、介護)は長期的に学ぶほど、働く側としてはリターンが大きくなります。社会のニーズ×自分の適性で選ぶと、長く活躍できる分野をより絞り込みやすくなり、将来ミスマッチを感じるリスクを減らすことができます。
③働きながら知識を深める
働きたい分野が決まったら、”まず資格を”と考えがち。ですが、まずは仕事をスタートしてから資格取得を考える方が効果的な場合が多いです。
実務を通して「これをもっと学びたいな」「この資格を取りたいな」と判断していくことで、本当に必要な資格を効果的に選び出すことができます。また実務を経験した上で資格の学習をすることで、より理解や定着もしやすく、取得のしやすさもぐっとアップするでしょう。
④必要な資格やスキルを取得する
必要な資格やスキルがわかったら、いよいよ取得や習得に向けて動き出してみましょう。
資格は大きく
A:初心者向け(最低限のスキルや知識を証明するもの)
B:知名度の高い民間資格(一定以上のスキルや知識を証明するもの)
C:国家資格(高度なスキルや知識を証明するもの)
上記のように分けられます。
Cが最も信用度が高く、「手に職をつける」という目的に合っていると言えます。その分難易度も高いので、働きながら経験を積み取得を目指す方法がおすすめです。
またAの初心者向けの資格も、その分野に対しての興味や関心、やる気を示すために有効な場合があります。
いずれにせよ資格は「自分で稼げる能力」として大きな武器になりますので、役に立ちそうなものは積極的に取得を検討してみると良いですよ。
⑤転職サイト(求人サイト)をこまめにチェック
実務経験や資格など、自分の強みが増えてきたら、より好条件の仕事への転職も検討してみましょう。
同じ分野、同じ業界での転職の場合は、きちんとキャリアが積めていればマイナスイメージにならない場合が多いです。
人気の求人はすぐに募集終了してしまうので、自分のスキルや経験、保有資格を評価してくれる職場を見つけたら、ぜひ前向きにアプローチしてみてくださいね。
手に職をつける時の注意点
将来のために手に職をつけたい…そう思っていても、焦って動くと思うような仕事に就けず、後悔することも。
ここでは、そんな失敗を防ぐために注意したい点を解説いたします。
手に職をつけることを目的にしない
「資格を取ること」「スキルを身に着けること」自体が目的となってしまうと、実務に活かしきれず、せっかく学んだことが無駄になってしまうこともあります。
①どう働きたいか → ②必要な資格やスキルは何か
このような順で考えることを忘れないようにしましょう。
行動に起こす前に、自己分析をする
給与や休日などの条件だけを見て働きだしてしまうと、自分の適性やライフスタイルとミスマッチが生じることも。転職回数が増えてしまい、”いろいろな職場をちょっとだけやったことがある”という状態になって次のステップに進めなくなってしまいます。
仕事を決める前に、まずは自分の希望やゆずれない条件などを整理する習慣をつけましょう。
長期的な視点で計画的に考える
求人サイトなどに掲載されている募集の中には、未経験者でも高収入が得られる仕事もあります。特に短期派遣や夜勤専門などでそういった募集を見かけることが多いと思います。
すぐに高収入を得られる仕事は魅力的ですが、その職場で長く働けるのか、どんな経験が積めるのかは必ず確認するようにしましょう。
最初の給与は高くなくても、資格取得支援があったり、基礎から丁寧に教育してくれる職場の方が最終的な収入は高くなる場合もあります。
転職活動をする際は、長期的な視点を持って「自分の価値を高められる職場か」を考えるようにすることが大切です。
手に職をつけて、自分の市場価値を上げよう!
<この記事でお伝えしたポイント>
・手に職をつけるとは、自分で生計を立てられる能力を身に付けること
・将来的な安定や転職時の選択肢拡大などがメリット
・具体的には、専門性が高い職種が挙げられる
・計画性を持ってスキルや資格を身に付けていくことがコツ
「手に職をつける」とは、ただやみくもに資格を取ったり研修を受講したりすることではありません。現場で役立つ、職業人としての能力を身に付けることが何より重要です。
そのために、まずは「どの現場・工程で強くなりたいか」を決め、実務×学習で“手に職”を固めていきましょう。
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